かつて「ライ病」と呼ばれた病気で「不治の病」あるいは「遺伝する病気」として不当な差別を受けた病気です。
結核菌によく似た「ライ菌」による感染症で、現在では「DDS」や「プロミン」その他の抗生物質による治療が可能になっています。しかし根強い偏見のため社会的差別を受けている患者がまだ世界中に約1000万人いるといわれています。
最近、国内外でボランティア活動をする日本人が増え、ある人がテレビで日本語にはボランティアにあたる適当な言葉が存在しないのではないかと発言されていましたが、我々もその通りだと思っています。我々のグループは40年も前から奉仕団という言葉を使っており、その英訳もService Groupとなっています。馴染んでいるためか、この方が何となく自分のやっている事が理解しやすいように思います。奉仕活動というものは自らの意思がどんなに高潔で崇高なものだと思っても、相手あってのことです。どんな立派な意思がそこに存在しても相手が「ノー」と言えばそこまでで、つまり何を相手が望んでいるかを見極め、相手の気持ちやプライドを傷つけないような配慮が一番大切であると考えます。つまりその活動に気負いすぎずに、自分の出来る事を継続して行うことが重要なのです。
デュボワではNGOとしての活動の際に歯科医師や歯科衛生士などを派遣し、現地での歯科診療に取り組んでいます。
資金や機材を現地へ送るだけでなく、実際に現地での診療を行うことで、意識の高い社会貢献活動が行えています。
現場でどのような治療が行われているか、現地はどのような状態なのかを実際の写真でご覧ください。