症例ケース 10 機能と美しさを両立し、長く維持したい。
この方は前歯に被せ物をしており機能的には問題無いのですが、美しさに不満が残っていました。もっと美しくなりたいという気持ちに機能が邪魔をしてはいけません。機能と美しさをどのように両立させていくか検討を重ねます。
治療計画 1 美しさに不満がある理由は違和感
初来院いただいたのは20年前。当時も今と変わらず、まず丁寧なカウンセリングを行い美しさへの不満を探りました。
機能として問題がないものの明らかに被せ物と自身の歯との色合いに違和感が生じています。この被せ物は80年代に普及した技術であり、当時の技術の限界を物語っています。
この違和感が不満の原因になっていました。前歯という、歯の中でも特に目立つ部分であるため、その不満は大きなものでした。
解決方法として2通りを検討しました。当時技術として成熟した「ブリッジを最新のセラミック素材で作成する方法」と、先進技術として登場した「インプラント」です。
当時、インプラントは先進技術ゆえ、技術としての信頼感はブリッジの方が優れていました。
2通りのプレゼンの末、ゲストが選択されたのは成熟した技術であるブリッジでした。その信頼感が決め手となりました。
最新のブリッジを施術後、10年間に渡り年3回の定期健診・年一回のレントゲン撮影を行うなどのメンテナンスとクリーニングを定期的に行ってきました。
初回カウンセリング(1時間) | ¥10,000 |
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ブリッジ作成 | ¥150,000×4本 |
- 費用は全て税抜きとなります(受診当時の参考治療法ならびに参考価格です)。
治療計画 2 10年間で進化した美意識と技術
9年間で歯科界の技術は飛躍的に向上し、インプラント信頼性と審美性は向上しました。
10年の使用によりブリッジの一部が劣化し、欠けたことをキッカケに来院されたゲストに再度意向をお伺いしました。
美意識は10年間で進化しました。歯をより美しくしたいという意向があり、特に歯と歯茎の形状と白さについて言及されました。
そこで、次のような総合的なプランニングを提案し、同意をいただきました。
前歯にインプラントを施します。さらに歯茎が元々腫れぼったい状態になっていたものを歯肉形成により最適化、全体的なホワイトニングを行います。
まずはブリッジからインプラントへ変更し、歯肉形成で歯肉の形を美しく整えます。
インプラントは光機能化技術を施し骨との結合を強化します。
ホワイトニングは本人の意向に合わせて透明感のあるすっきりとした白さに設定しました。
以降は経過観察をしながら10年ほどメンテナンスを行っていますが、経年劣化も無く良好な状態を保っています。インプラントは既に技術として成熟し、優れた耐久性と審美性を備えています。
複数の施術を組み合わせた総合的な審美の追求はデュボワが最も得意とする領域です。
前歯インプラント | ¥350,000×1本 光機能化を含む |
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歯肉形成 | ¥50,000×8本 参考費用(※):¥30,000~¥100,000 |
ホワイトニング(5回) | ¥420,000(当時) 現在費用:¥20,000(1時間)(※) |
オールセラミック・クラウン | ¥180,000×4本 |
ラミネートベニア | ¥150,000×6本 |
定期健診(0.5時間) | ¥20,000 歯周精密検査、レントゲン、ドクターチェック |
- 費用は全て税抜きとなります(受診当時の参考治療法ならびに参考価格です)。
- ※病状や治療の難易度によって期間や実際の費用が異なる場合があります。この他に基礎的な治療の必要(歯根や土台の治療など)があれば別途費用が掛かります。