- 資格
- 歯科医師
歯学博士
日本歯科保存学会 認定医・指導医
日本歯内療法学会 認定医・指導医
日本顕微鏡歯科学会 認定医・指導医
神奈川歯科大学口腔治療学講座歯内療法学分野 教授
日本歯科大学附属病院 日本歯科大学・デュボワ臨床教授
- 略歴
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- 1983年 3月
- 神奈川歯科大学歯学部 卒業
- 1983年 4月
- 神奈川歯科大学歯内療法学講座 助手
- 1992年
- フォーサイス歯学研究所免疫学教室に留学
- 1997年
- 広島大学歯科保存第二講座兼任講師(~2007年)
- 2004年
- 神奈川歯科大学大学院口腔治療学講座 講師
- 2007年
- 神奈川歯科大学口腔治療学講座歯内療法学分野 教授(現在に至る)
PIOエンドセンター代表(現在に至る)
DUBOIS歯学研究所 所長(現在に至る)
- 2009年
- 東北大学歯内歯周治療学分野兼任講師(現在に至る)
神奈川歯科大学附属病院 副院長(~2010年)
- 2011年
- 神奈川歯科大学副学長(現在に至る)
- 2024年
- 日本歯科大学附属病院 日本歯科大学・デュボワ臨床教授
医師になったきっかけは?
人の役に立てる仕事につきたいとずっと思っていました。
幼い頃、私の故郷は歯科医院が少なく、受診まで時間がかかるというのが当たり前でした。
その間、耐えられない歯の痛みに苦しむのですが、治療してもらって痛みがすっかりなくなった!という強烈な感動が幼い私の原風景といえるでしょう。
故郷で働くにあたり、この強烈な感動と故郷の歯科医院の少なさを考えた時、私が歯科医師として故郷の役に立とうと思いました。
デュボワとの出会いは?
11~2年前、PIO理念を掲げた奥羽大学元教授の恩師から中原先生をご紹介いただきました。
デュボワ設立の時に改めて声をかけていただき、その理念に賛同し今現在に至るまでお手伝いさせてもらっています。
デュボワと他の歯科との違いは?
ずばりデュボワは医師にとっての緊張感が根本的に違います。
自由診療ですから、全ての責任はデュボワが負うことになるわけです。
これは、実はとても大変なことなのですが、このような緊張感のある環境にいることで得られる経験は大きいのです。それは医師として、とても嬉しいことだと感じています。
大学の診療では多くの選択肢が用意されています。ただ、「これがいい」とわかっていても、保険の制限で行えないこともままあります。
世界中で認可され使われていても、日本では使えない治療方法や薬があるんです。
その点、自由診療では突き詰めた治療が出来ます。それは同時に全ての責任を負うことになるのですが、ゲストに対して「これがいい」と思うことができることは何物にも代えがたい価値だと思います。
ゲストに対して特に気をつけていることは?
最初から緊張している人に対して緊張をほぐすことに気を遣っています。
痛みに対しても勿論気をつけています。歯科医は職人じゃないので、人に向き合うことが大切です。
デュボワの理念である「歯科」からはじまる「医科」はゲストの心と身体、つまり全てを気遣うことです。
背景や行間を読んで、常にゲストの望んでいることの先を考えています。そうしてお付き合いさせていただくことで、ゲストから様々なことを教わっています。毎日発見があり、毎日次への課題が見つかる。
まさしく「ゲストは最大の師」であると言えるでしょう。一生勉強ですね。
デュボワや歯科界の将来について考えていることは?
歯科医師は日本に約10万人います。
それぞれ細かい分野に分かれており、専門を突き詰めていくスタイルになっています。それは大切なことですが、一方で役割が細分化したことで全体像を見ることができる歯科医がいなくなったことが大きな問題であると考えています。
「カウンセリングの質が低い」「総合診断能力が低い」「ビジョンを示せない」
「検査が足りてない」「ステップワークが縦割」と問題は山積みです。
これらの問題はデュボワで実践しているようなチーム医療の実現で解決できることです。チーム医療を実現するためには「ビジョンの共有」が欠かせません。
そういう教育が今後必要ですし、人材は国籍問わず集めていくべきですね。